ブログ記事の最適な文字数はどれぐらい?目安とカウント方法を解説

著作者:studio4rt/出典:Freepik

ブログの文字数って何文字がいいの?

文字数を確認する方法は?

検索エンジンで上位表示させる方法を知りたい!

ブログの最適な文字数はどれぐらいなのだろう?と気になることはありませんか?

「文字数は多いほうがいい!」「少ない文字数でも上位表示されてる」と真逆のことを言っていて混乱することもありますよね。

本記事を読めば、ブログの最適な文字数や検索結果で上位表示させるコツがつかめて、理想的な記事が作れるようになります!

本記事を書いている人

syuhei
・新卒で採用媒体を運用し、未経験からPVランキング1000位→40位に引き上げる
・営業7か月連続で目標達成
・未経験からWEBライター初月で収益化に成功

目次

【結論】ブログ記事の最適な文字数は”存在しない

結論からお伝えすると、ブログに最適な文字数はありません!

なぜなら、記事の内容によって最適な文字数が変わるからです。

その根拠として、Googleのジョン・ミューラー氏は「文字数で記事を評価するアルゴリズムはない」と述べています。

ジョン・ミューラー氏は、Googleの中でも特に著名な人物です。GoogleのWEBマスターアナリストとして、SEO関連の情報発信をしています。

そうなると、上位表示される理由はなんだろう?と疑問が生まれると思います。

そこでここからは、ブログの文字数に最適解がない理由や考え方を解説します。

ブログの内容によって必要な文字数が変わる

ブログの最適な文字数は、記事の内容(キーワード)で変わります。

文字数が多いジャンル(キーワード)の例文字数が少ないジャンル(キーワード)の例
医療系(病気や怪我など)の記事
お金に関する記事
キャリア(就職・転職)に関する記事
天気予報
お店の営業時間
ニュース
Amazonや楽天

上記のように文字数が多い内容のキーワードは抽象的ですが、高い専門性が求められています。

そのため、読者の悩みを解決するためには多くの情報が必要になり、結果として文字数が多くなります。

逆に天気予報やお店の営業時間は、少ない文字数でも読者のニーズを満たせる内容です。

このように、ブログの内容によって記事の文字数は変わります。

あくまで大切なのは、読者の悩みを解決できる最適な情報量になっているかどうかです。

読者ニーズを満たす記事が上位表示されてい

読者のニーズを満たしている記事は、検索結果で上位表示されやすいです。

それは、Googleが以下のような基準で検索順位を決めているからです。

  • 読者にとって有益な記事を書いているか
  • 本文にキーワードや見出しが入っているか
  • 独自性のある記事か(コピペNG)

(参照:ウェブマスター向けガイドライン

つまり、読者にとって有益でオリジナリティのある記事を書いていれば、Googleから高い評価を得られやすいといえます。

結果的に上位表示されている記事は文字数が多い

文字数とSEO順位に直接的な関係はありませんが、実際には文字数の多い記事が検索順位で上位に入っています。

以下の表に、検索キーワード上位の平均文字数をまとめました。

検索キーワード平均文字数(上位10サイト)
ブログ 書き方12541文字
プログラミング 未経験14766文字
副業 始め方10342文字

(今回はラッコキーワードをつかって平均文字数を出しています)

このように、上位表示されている記事は文字数が多いことが分かります。

ここまでの内容をまとめると、以下のようになります。

  • ブログに最適な文字数は記事によって異なる
  • 読者ニーズを満たす記事が上位表示されている
  • 結果として上位表示されている記事の文字数は多い

上位表示されているブログ記事の文字数が多い理由

では、なぜ結果として上位表示されている記事の文字数は多いのでしょうか?

その理由は以下の3つです。

  • 多くの読者ニーズに応えているから
  • 潜在的なニーズにも応えているから
  • 関連キーワードにとって検索流入数が増えるから

1つずつ解説します。

多くの読者ニーズに応えているから

読者のニーズに応えている記事は文字数が多い傾向です。

それは、ビックキーワードだと検索意図がひろいため、多くの情報が必要になるからです。

ビッグキーワード:月間の検索数が1万以上のキーワードのこと

具体的には、検索上位の記事構成は以下のようになっています。

①検索キーワードの定義
②特徴
③メリット・デメリット
④注意点
⑤まとめ

このように情報を網羅している記事は読者にとって有益なため、Googleや読者から高く評価されやすいです。

結果として文字数が多い記事が、検索上位にランクインしているということになります。

潜在的なニーズに応えているから

潜在的なニーズに応えている記事は、文字数が多くなる傾向が高いです。

潜在ニーズとは、読者自身も自覚していないが、何かしらの欲求(願望)がある状態を指します。

顕在ニーズ(読者が自覚している願望・悩み)潜在ニーズ(読者が認識していない願望・悩み)
副業の始め方が知りたい自由に使えるお金を増やしたい
掃除ロボットが欲しい掃除機をかける手間や時間を減らしたい(無くしたい)
カフェに行きたい落ち着ける空間で過ごしたい

上記のように、読者は潜在ニーズを解決するために様々な商品・サービスを購入しています。ブログを書く側が意識するべきなのは、潜在ニーズにアプローチすることです。

しかし、読者自身は潜在ニーズを当然認識していないため、ブログを書く側がニーズを引き出す必要があります。

少し高度なテクニックになりますが、潜在ニーズを意識することで読者の満足度を高められるでしょう。

関連キーワードによって検索流入数が増えるから

読者が検索したキーワードに関連性があるキーワードを「関連キーワード」と言います。

ブログ記事の中に関連キーワードが多く含まれていると、検索流入数が増えるようになります。

例えば、「ブログ」なら、「ライティング」「副業」などが関連キーワードです。

関連キーワードが多いと、幅広い読者のニーズを満たせる可能性が増えます。

その結果として検索流入数が増えて、検索上位に表示されやすくなります。

ブログの文字数を簡単に確認できるツール3選

文字数は読者のニーズを満たせる量であれば問題ありません。

しかし、ブログを書いているときに文字数が気になる人も多いと思うので、ここでは、文字数を簡単に確認できるツールを3つ紹介します。

無料ですぐに利用できるので、ぜひ試してみてください!

Word

Wordで文字数をカウントする方法を解説します。

①Wordのツールバーにある「校閲」をクリック

②左側にある「文字カウント」をクリック

③画面中央に文字数が表示されます

上記の流れで簡単に文字数をチェックできます。

Googleドキュメント

Googleドキュメントでも文字数をカウントすることができます。Googleドキュメントでの文字数カウント方法は以下の通りです。

①上記ツールバーの「ツール」をクリック

②「ツール」内の「文字カウント」をクリック

(ショートカットの場合:Ctrl+Shift+C)

③画面中央に文字数が表示されます

Enno

Ennoは、無料で校正(ミスや文字化け、文字数チェック)ができる無料ツールです。こちらは文字を入力するだけで自動で文字数カウントをしてくれます。

また、「日本語エラーをチェックする」を押すと誤字脱字をチェックしてくれるため、文章チェックにも最適です。

ブログ記事の文字数以外で取り組みたいSEO対策5選

ここまで、ブログの文字数について解説してきました。

ブログで大切なのは文字数ではなく、読者にとって有益な内容であることです。では、読者にとって有益な記事を書くためには何が大切になるのでしょうか?

ブログ記事の文字数以外に大切なポイントは5つです。具体的に解説していきます。

  • 読者ニーズを分析する
  • ロングテールキーワードで記事を書く
  • 独自性のある記事を書く
  • 見出しにキーワードを入れる
  • 読みやすい文章にする

読者ニーズを分析する

ブログを書くうえで重要なのは、読者のニーズを満たすことです。

読者のニーズを満たせばGoogleから高い評価を受け、検索上位に表示されるようになります。

読者ニーズを分析するときは以下のフォーマットを使うのがおすすめです!(実際に僕が使っているフォーマットです)

チェックポイント質問の意図
自分はどんな情報を届けたいのか?読者(ターゲット)の明確化
その人はどんなことで悩んでいるのか?読者ニーズの明確化
悩みを解決するために、手に入りにくい情報は何か?自分が読者に対して提供すべき情報を明確にする
仮に悩みが解決できているとして、他に解決すべき課題はあるか?潜在ニーズや他のニーズの整理
その人に対してどんな価値を与えられるか?自分が持っている強み(得意なこと、経験してきたこと)の整理

最初は難しいですが、フォーマットを使って練習していくとニーズがつかめるようになってきます。

まずは読者ニーズを明確にするのが大切です。

ロングテールキーワードで記事を書く

ロングテールキーワードでブログ記事を書いてみるのがおすすめです。

ロングテールキーワード:検索キーワードが3語以上になっているもの

それは、ロングテールキーワードのほうが読者のニーズをつかみやすく解決策をシンプルに伝えられるからです。

キーワードの種類語数月間検索ボリューム読者ニーズ
ビッグキーワード1語1万以上抽象的
ミドルキーワード2語1000~1万普通
ロングテールキーワード3語以上1000未満具体的

ロングテールキーワードは、ビッグキーワードやミドルキーワードと比較して、読者ニーズが具体的です。

例えば、「ブログ」を例にしても、キーワードの種類で大きな違いがあります。

キーワードの種類検索キーワードの例
ビッグキーワードブログ
ミドルキーワードブログ 書き方
ロングテールキーワードブログ 書き方 テンプレート

上記のように「ブログ」だけだとニーズがたくさんあり、何を書いたらいいか分からない可能性があります。

しかし、「ブログ 書き方 テンプレート」であれば、読者が知りたいのは「ブログの書き方のテンプレート」です。

このように、ロングテールキーワードで記事を書くと、読者の悩みを解決している記事とGoogleが判断し検索上位に上がるようになります。

独自性のある記事を書く

独自性のある文章を書くことが、ブログ記事では大切です。

逆に言えば、独自性のない文章(コピペ記事)はGoogleから低評価を受けてしまうことになります。

ブログを始めて初期の段階では、検索上位の記事を参考にすることが多いでしょう。

ただし、あくまで参考程度にして、自分の経験や感じていることをまとめるのをおすすめします。

僕であれば以下のような経験をしているため、ブログ記事に取り入れることがあります。

・企業の採用・広報の経験
・法人営業の経験
・未経験からブログの立ち上げ・運用の経験

ここで注意したいのは、「経験に優劣はない」ということです。みなさんが持っている貴重な経験こそがブログでは武器になります。

独自性の高い文章を書くことは間接的なSEO対策になるのでおすすめです。

見出しにキーワードを入れる

読者のニーズを分析して記事の構成ができたら、見出しを作成していきます。

見出しを作るときは、検索上位を狙いたいキーワードを入れるようにしましょう。見出しにキーワードが含まれていると、以下のメリットが生まれます。

・検索エンジン(Google)がブログ記事を認識しやすくなる
・読者の滞在時間が長くなる
・見出しタグへの内部リンクが作れる

ただし、キーワードを入れようとするあまり、不自然な見出しになってしまいことがあります。

そうなるとGoogleからペナルティを受ける場合があるため注意してください。

あくまで、読者のニーズに沿ってわかりやすい見出しを作ることが大切です。

読みやすい文章にする

これまでブログの内容にフォーカスしていましたが、実際のところは文章の読みやすさ(見やすさ)も重要です。

それは、多くの読者がパッと見てブログを読むかどうか判断しているからです。

みなさんも「この記事は見た目がスッキリしていて読みやすいな」「この記事は改行が全くないせいか読む気にならない」と思ったことはありませんか?

ブログを書くときは、読者目線になって確認することが大切です。

ブログ記事の書き方は以下の記事でも解説していますので、ぜひ参考にしてみてください!

まとめ

本記事では、ブログ記事の最適な文字数や考え方を解説しました。

今回の内容のまとめです。

  • ブログ記事に最適な文字数はない
  • ジャンルによって最適な文字数は変わる
  • ブログ記事で大切なのは読者ニーズに応えること

ブログ記事に最適な文字数はありません。ブログの最適な文字数はジャンルによって変わります。

何より一番重要なのは、読者のニーズに応えている記事かどうかです。

読者のニーズに沿って構成を練り、ブログ記事を作っていきましょう!

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この記事を書いた人

卓球歴15年→広報担当→営業。広報では未経験からPVランキング1400位から44位まで引き上げる(約30000社中40位)。現職の営業では個人目標7か月連続達成を記録。気軽に学べる情報を発信していきたいという思いから個人ブログ「フリスタ」を運営。趣味は観光とカフェ巡り。

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